圏外でMGRS座標を調べる方法
できます。iPhoneのGPSは携帯基地局ではなく衛星の電波を受けていて、FieldGridはその位置を端末の中で8桁のMGRSグリッドに変換します。データが必要なのは背面のAppleマップの画像だけで、FieldGridにオフライン用の地図ダウンロードはありません。
結論:圏外でも使えるもの
FieldGridの地図タブを開くと、上にある大きな行があなたのグリッドです。たとえば 13SDD 7594 2180 のような表示です。この行はGPSと端末内の計算だけでできていて、サーバーから取ってくるものはありません。
接続を求めるのは、その下の地図のほうです。FieldGridはAppleマップを表示するだけで、オフライン用に地図を保存することはできません。データがないと数字は残り、画像の大半は失われます。下の表にまとめました。
| FieldGridの機能 | 圏外のとき | 理由 |
|---|---|---|
| 現在位置と精度の ± 表示 | オフラインで使える | iPhoneのGPS受信機から直接出ます |
| 地図タブのMGRS、UTM、Lat / Lon | オフラインで使える | 位置から端末内で変換します |
| タップでグリッドをコピー | オフラインで使える | 画面にある文字をコピーするだけです |
| 無線フォーマット(文字と音声) | オフラインで使える | NATOフォネティックコードがアプリに入っています |
| GOTO:グリッドや緯度経度を入力 | オフラインで使える | 計算だけです。背面の地図画像にはデータが要ります |
| WP+で保存したウェイポイント | オフラインで使える | 端末内に保存され、アカウントもiCloudも使いません |
| 度とミルのコンパス、日の出入りと月の時刻 | オフラインで使える | 端末のセンサー、GPSの位置、端末の時計を使います |
| 長押しや共有でグリッドを送る | 選んだアプリしだい | メッセージ送信には通信が必要で、コピーには不要です |
| Appleマップの背景(標準・衛星) | データが必要 | 見ている間に読み込まれ、オフライン保存はありません |
| 無料版の広告、購入、広告視聴で増えるウェイポイント | データが必要 | ネットワークから読み込まれます |
GPSとモバイルデータは別のもの
「電波」という言葉は2つの別のものを指します。携帯の電波はアンテナのバーのことで、通話、メッセージ、モバイルデータに使います。GPSは端末の中の受信機が衛星の電波を聞き取る仕組みで、携帯の電波は要りません。バーが立っていない端末でも、自分の位置は分かります。
データが役立つのは一点だけです。接続があると衛星の軌道情報を早く受け取れるので、最初の測位が速くなります。なければ衛星だけで測位するため、電源を入れ直した直後は最初の測位に時間がかかることがあります。何より効くのは空が開けた場所に出ることです。
ややこしくするのは地図アプリです。GPSが動いているから青い点は出るのに、地図タイルが読み込めないので道路は真っ白になります。点はあるのに地図がないときは、GPSは正常でデータが足りないだけです。FieldGridのグリッドはその点を数字で書いたものなので、圏外でも残ります。
ハードウェアの落とし穴もあります。Wi-FiモデルのiPadにはGPS受信機がなく、衛星による測位はできません。iPhoneか、セルラーモデルのiPadを使ってください。
8桁のMGRSグリッドを調べる
- FieldGridを開き、「Appの使用中は許可」で位置情報を許可します。許可がないと、地図にGPSが利用できませんと設定を開くボタンが出ます。
- 地図タブのまま、上部のバーを見ます。大きな行が主要な形式で、初期設定はMGRSです。その下の小さな行が二次の形式です。
- グリッドの上にあるステータス行を見ます。電波バーと、メートル単位の ± の数値です。この数字が落ち着いてからグリッドを読み上げてください。
- グリッドをタップするとコピーできます。長押しするとメッセージで共有できます。
- スピーカーのボタンを押すと、NATOフォネティックコードで読み上げます。消音スイッチがオンでも鳴ります。
8桁のMGRSグリッドの読み方
4つの部分を左から右へ読みます。39.04498, -105.27797 を例にすると、FieldGridは 13SDD 7594 2180 に変換します。それぞれの意味は次のとおりです。
| 部分 | 値 | 意味 |
|---|---|---|
| グリッドゾーン番号 | 13 | 幅6°のUTMゾーン |
| 緯度帯 | S | ゾーン内の高さ8°の帯 |
| 100 kmの方眼 | DD | 列D、行D |
| 東距 | 7594 | 方眼内で東へ75,940 m |
| 北距 | 2180 | 方眼内で北へ21,800 m |
先に右、次に上です。最初の4桁は方眼の下辺に沿って進み、最後の4桁は側面を上へ進みます。
8桁ではなく6桁が必要なとき
6桁を求める訓練もまだあります。FieldGridは8桁より短くは表示しないので、前半と後半それぞれの最後の1桁を自分で落とします。7594 2180 は 759 218 になり、100 mの方眼を指します。
FieldGridがオフラインで保存・計算すること
すべての位置は、WGS84からUTM、さらにMGRSの文字へという同じ変換を通ります。ノルウェー南西部とスヴァールバルの特殊なゾーンも含め、すべてアプリの中で行います。Lat / LonとGoogleマップのリンクの文字列も同じように作ります。リンクはただの文字列で、ブラウザで開くときにデータが必要になります。
ウェイポイントは端末内のストアに保存され、アカウントもiCloudも使いません。共有しない限り、端末の外には出ません。無料版は5件まで保存でき、枠を1つ増やす任意の広告は読み込みに接続が必要です。Proの軌跡記録もGPSだけで動きます。
無料のFieldGrid Coordsウィジェットは、アプリが最後に見たグリッドをホーム画面やロック画面に表示します。自分でGPS測位はせず、10分たつとグリッドにStaleと表示するので、ときどきアプリを開いて更新してください。Apple Watchアプリは、同じ主要・二次の形式を手首に表示します。
まだデータが必要なもの:Appleマップの画像
背景はAppleマップの標準か衛星です(設定 > 衛星画像)。どちらも見ている間に読み込まれます。FieldGridにオフライン用の地図ダウンロードはありません。尾根の上で気づくより先に知っておく価値があります。
接続がないと、iOSがまだキャッシュしているタイルだけが見えます。たいていは最近見た場所です。新しい場所へ地図を動かすと、背景は空白かぼやけたままです。グリッドは影響を受けません。読み出し、地図中央の十字線、ウェイポイントまでの距離はすべて計算で出していて、ダウンロードではないからです。
8桁のグリッドの精度は?
8桁は10 m × 10 mの方眼を指し、FieldGridはその南西の角を表示します。余った桁は四捨五入ではなく切り捨てです。足跡はその枠のどこかにあり、ぴったりその点とは限りません。
FieldGridが表示するのは8桁だけで、6桁や10桁に切り替える設定はありません。GOTOはもう少し柔軟で、2桁から10桁までの偶数桁を受け付けます。地図から読み取った10桁のグリッドを入力すれば、地図がそこに移動します。ただしアプリが表示し返すのは8桁です。
見るべき数字は、グリッドの上のステータス行にあるバーの隣、± とメートルの値です。たとえば ±12m。位置がどれだけずれているかについての端末自身の推定です。小さいほど良く、グリッドの桁数より役に立ちます。
| ± の値 | バー | どうするか |
|---|---|---|
| 5 m以下 | 4本、緑 | 8桁を読み上げる価値があります |
| 6〜15 m | 3本、緑 | ほとんどの用途で十分ですが、前半と後半の最後の桁が1〜2ずれることがあります |
| 16〜30 m | 2本、黄 | 待つか、6桁と100 mの方眼に切り替えます |
| 30 m超 | 1本、オレンジ | 報告せず、空が開けた場所へ移動して待ちます |
| 数値なし | 赤 | まだ測位できておらず、グリッドにはダッシュが表示されます |
つまずきやすいところ
- 測位が落ち着く前にグリッドを読む。8桁は分解能であって精度ではありません。±25 mの測位は、数字がどんなにきれいでも±25 mのままです。
- 右より先に上を読む。東距が必ず先で、長く使っていてもつい逆に読みそうになりがちな点です。
- ゾーンと方眼を省く。「7594 2180」だけでは頭の外では意味がありません。全員が方眼を知っているのでなければ、13SDD も添えてください。
- 数字ではなく地図の線でプロットする。MGRSグリッドレイヤーが描くのは緯度経度の線で、1 kmの方眼ではありません。
グリッドを無線で読み上げる・送る
戦術ツール > 位置 — 無線フォーマットを開きます。グリッド全体を読み上げ形式で綴り、コピーや共有ができます。13SDD 7594 2180 の場合は次のように書きます。
GRID One Three Sierra Delta Delta – Seven Five Niner Four – Two One Eight Zero
最初にゾーンと方眼、次に東の4桁、次に北の4桁で、9は「Niner」と言います。綴りは英語で、アプリが書いて読み上げるとおりです。共有はこの文字列の下に通常のグリッドを付けて送ります。地図のスピーカーボタンは同じ内容を声に出してくれるので、マイクを押す前に復唱を確認するのに役立ちます。
文字もスピーカーも圏外で動きます。端末は言葉を組み立てるだけで、運ぶのは無線機です。グリッドの伝え方は、所属する通信網の手順に従ってください。
現場に出る前に手順を試す
- 電波があるうちにFieldGridを開き、位置情報を許可して、ステータス行にバーと ± の数値が出ることを確認します。
- 屋外に出て機内モードをオンにし、Wi-Fiをオフにして、FieldGridを開き直します。
- データなしで最初のグリッドが出るまでの時間と、± の数値がどこまで下がるかを見ます。それが現場での本当の数字です。
- スピーカーのボタンを押し、位置 — 無線フォーマットを開いて、文字で書かれた内容が同じか確認します。
- Appleマップで一度も開いたことのない場所まで地図を動かします。背景が空白なら限界が分かったということです。紙の地図を持っていきましょう。
よくある質問
iPhoneで圏外でもMGRSは使えますか?
FieldGridでオフライン用に地図をダウンロードできますか?
グリッドの数桁がずっと変わり続けるのはなぜですか?
FieldGridは10桁のグリッドを表示できますか?
MGRSはどこで使えなくなりますか?
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