iPhoneの周波数スイープテスト:ビビリ音を素早く見つける
iSpeaker Cleanerのトーンジェネレーターを開き、周波数スイープに切り替えて開始頻度、終了周波数、所要時間を設定し、スイープを開始をタップします。トーンは指定した範囲を滑らかに移動し、何かがビビった瞬間のスイープの位置を確認すれば、そこから絞り込めます。周波数スイープはPro機能です。
周波数スイープテストが役立つ場面
スイープは、開始周波数から終了周波数までトーンが滑らかに動いていく機能です。緩んだネジ、スピーカーのサラウンド部分、スマホケース、壁の額縁など、ビビリ音にはそれを引き起こす特定の音があります。一つずつ周波数を試すのは時間がかかりますが、スイープなら数秒でそれらすべてを通過し、何かが加わった瞬間を正確に聞き取れます。
周波数スイープを実行する手順
- トーンジェネレータータブを開き、周波数スイープを選びます。無料版ではプロ向け機能と今すぐロックを解除ボタンが表示されます。
- 開始頻度と終了周波数を設定します。それぞれ20Hzから20,000Hzまで10Hz単位で選べ、終了側を開始側より低く設定すると下降するスイープになります。
- 所要時間を1から60秒の間で設定し、波形を選びます。ビビリ音を探すにはクリアなシネが向いています。
- スマホの音量を控えめに設定します。ステータスには掃除の準備は万端と表示されます。
- スイープを開始をタップします。ステータスが掃除中……に変わり、終了時に自動で止まります。早めに終えるにはスイープ停止をタップします。
実例で見るスイープの各瞬間の周波数
スイープは線形で、1秒ごとに同じヘルツ数だけ周波数が上がっていきます。ある瞬間の周波数=開始周波数+(終了周波数-開始周波数)×経過時間÷所要時間です。
| 時間 | 周波数 |
|---|---|
| 0秒 | 200Hz |
| 1.25秒 | 650Hz |
| 2.5秒 | 1,100Hz |
| 3.75秒 | 1,550Hz |
| 5秒 | 2,000Hz |
これは1秒あたり360Hzに相当します。全体の帯域を一気に聞き取るには十分速いですが、ビビリ音が聞こえるのは一瞬だけになります。
| 時間 | 周波数 |
|---|---|
| 2.5秒 | 5,015Hz |
| 5秒 | 10,010Hz |
| 7.5秒 | 15,005Hz |
| 10秒 | 20,000Hz |
線形の全帯域スイープでは、ほとんどのビビリ音が発生する1,000Hz以下を通過するのに半秒しか使いません。スピーカーや低音の確認には、範囲を絞ったスイープのほうがはるかに使いやすくなります。
| 時間 | 周波数 |
|---|---|
| 0秒 | 100Hz |
| 5秒 | 200Hz |
| 10秒 | 300Hz |
| 15秒 | 400Hz |
| 20秒 | 500Hz |
ここでは1秒あたり20Hzしか動かないため、12秒あたりでビビリ音が出たなら、それはおおよそ340Hz付近だと分かります。
ビビリ音の正確な周波数を特定する
- 初期設定のような広いスイープを実行し、ビビリ音が始まるおおよその瞬間を確認します。
- 上記の式でその瞬間の周波数を計算します。
- その周波数の周辺、たとえば前後100Hzほどの狭い範囲で、所要時間を長くしてもう一度スイープします。
- マニュアルトーンに切り替えてその周波数を保持し、ケースや対象物の各部を押さえてビビリ音が止まる場所を探します。それが緩んでいる部分です。
所要時間の選び方:速いスキャンか、タイミングを取りやすい設定か
同じ範囲でも所要時間によって速さが変わります。初期設定の200から2,000Hzは5秒間で1秒あたり360Hzですが、20秒に伸ばすと1秒あたり90Hzと4倍遅くなり、ビビリ音が始まる瞬間を正確に捉えやすくなります。まず短く速いスイープでおおよその位置を探し、次に遅く狭いスイープで絞り込むのがおすすめです。
知っておくべき限界
- スマホのスピーカーは深い低音をほとんど出せないため、100Hz以下のスイープはかすかに聞こえます。
- 出力はモノラルで、片方のスピーカーだけをスイープすることはできません。
- アプリはスピーカーの応答を測定しておらず、判断は耳で行う必要があります。
- 現行バージョンでは音程が画面表示より数パーセント低くなり、スイープの実際の長さが設定より少し長くなることがあります。ビビリ音を探すうえでは問題ありませんが、計測には校正済みの機器を使ってください。