風量からダクトサイズを計算する方法
必要なのは風量と摩擦率の2つだけで、丸ダクトの径が決まります。亜鉛メッキ鋼で 400 CFM、0.1 in.wg/100ft なら計算径は 9.7 in、発注するのは 10 in です。
摩擦率とは、ダクトが 100 ft あたりに失ってよい圧力のことです。系統全体で1つの値に揃えると、各ダクトのサイズが整合します。給気の主管・分岐では 0.1 から始めるのが定番で、DuctCalc は最初からその値を入れてあります。
アプリで風量からダクトサイズを出すには?
- Ductulatorタブを開き、ダクトのサイズを決めるが選ばれていることを確認します。
- 入力欄の下で材料を選びます。初期値はガルブ。鋼鉄です。
- 気流に風量を入力します。たとえば 400。
- 摩擦率は 0.1 in.wg/100ft のままにするか、自分の設計値を入力します。
- 必要な丸ダクトを読み、その下の標準サイズを使用の行を見ます。
400 CFM と 1,200 CFM は、0.1 in.wg/100ft で何インチ?
| 風量 | 計算径 | 計算径での風速 | 標準サイズ | 標準サイズでの風速 | 標準サイズでの摩擦率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 400 CFM | 9.7 in | 781 fpm | 10 in | 733 fpm | 0.086 |
| 1,200 CFM | 14.6 in | 1,028 fpm | 16 in | 859 fpm | 0.064 |
標準サイズの行は必ず切り上げで、切り捨てはしません。そのため、実際の摩擦率は指定した値より低くなります。400 CFM で 10 in が 0.100 ではなく 0.086 になるのはこのためです。
目標の風速が決まっているときは?
2つ目の欄の上にある速度をタップして、ターゲット速度に数値を入れます。400 CFM、700 fpm なら計算径は 10.2 in で、標準サイズは 12 in、509 fpm、0.035 in.wg/100ft になります。10 の次の標準サイズが 12 なので、一気に変わります。
よくある間違い
- 計算径のまま選んでしまうこと。9.7 in のダクトは売っていないので、発注するのは標準サイズです。
- フレキシブルダクトなのに材料がガルブ。鋼鉄のままになっていること。どれだけ答えが動くかは、フレキの解説を見てください。
- 還気に給気の摩擦率を使うこと。還気は低めに設計し、参考資料タブでは 0.05〜0.08 です。サイズを出す前に摩擦率を変えてください。
継手、フィルター、コイルはこの計算に入っていません。DuctCalc が扱うのは、摩擦率に基づく直管のサイズだけです。
よくある質問
400 CFM には何インチのダクトが必要ですか?
亜鉛メッキ鋼で 0.1 in.wg/100ft なら計算径は 9.7 in、丸ダクトは 10 in です。フレキシブルダクトは粗いので、計算径 11.0 in、標準サイズ 12 in になります。
摩擦率はどの値を使えばよいですか?
参考資料タブには、給気ダクトが 0.08〜0.10 in.wg/100ft、還気が 0.05〜0.08 とあります。アプリの初期値は 0.1 です。
なぜ直径が2つ表示されるのですか?
1つは計算で出た直径、もう1つはそのすぐ上のカタログサイズです。標準サイズの行には、そのサイズで実際に得られる風速と摩擦率も出ます。
メートル法でも使えますか?
はい。設定 > 単位 を「メートル法」に切り替え、風量を L/s か m³/h、摩擦率を Pa/m で入力します。