チェスのフィッシャーインクリメント:3+2や15+10の意味
3+2では、各対局者は3分の持ち時間から始まり、1手を終えるごとに自分のクロックへ2秒が加算されます。この加算分がフィッシャーインクリメントです。積み重なることもあるので、速い手を続けると開始時より時間が増えることもあります。
時間規定の表記の読み方
最初の数字は各対局者の基本時間(分)です。二番目の数字は1手ごとに加算される秒数のインクリメントです。つまり3+2は3分+1手2秒、15+10は15分+1手10秒、5+0はインクリメントなしのサドンデスです。
フィッシャーインクリメントが時間に与える影響
アプリが使っているルールは単純です。新しい時間=手の前の時間-使った秒数+インクリメント。インクリメントはタップして手を確定させたときだけ加算されます。考えている最中にクロックがゼロになると、フラグになりインクリメントは得られません。
| 手数 | 使った秒数 | タップ後のクロック |
|---|---|---|
| 開始 | 3:00 | |
| 1手目 | 5 | 2:57 |
| 2手目 | 12 | 2:47 |
| 3手目 | 1.5 | 2:47(167.5秒) |
3手目は1.5秒しか使わずに2秒得たので、クロックは0.5秒増えました。表示は整数秒なので、見た目は2:47のままです。
持ち時間は開始時より増えることもある
3+2で10手を各1秒で指せば、クロックは3:00から3:10になります。これがディレイとの違いで、ディレイは時間を守るだけで増やすことはありません。
アプリで3+2を対局する方法
- ホーム画面のリストで標準の下にあるブリッツ 3+2をタップします。
- 設定画面を確認します。フィッシャーインクリメントと「3 min + 2s」という概要が表示されます。
- 必要であればホワイトとブラックに名前を入力し、ゲーム開始をタップします。
- 手を指すたびに自分側をタップします。タップした瞬間に2秒が加算されます。
15+10やそのほかのインクリメント
15+10は内蔵プリセットにないので、カスタム設定として一度保存しておきます。ホーム画面の+ボタンをタップし、名前を入力し、分を15に設定し、モードでフィッシャーインクリメントを選び、インクリメント(秒)を10に設定して保存をタップします。カスタムの下に「15 min + 10s」として表示されます。
15+10では、最初の一手に20秒使うと900秒から20秒引いて10秒加えた14:50が残ります。
対局全体でどれくらいのクロック時間を使うか
手を確定するたびにインクリメントが加算されるので、40手で使える最大時間は基本時間に40回分のインクリメントを加えた値です。あくまでクロック上の時間で、実際の対局は休憩や準備のためにこれより長くなり、多くは40手を超えて続きます。
| 設定 | 1人あたり | 両者合計 |
|---|---|---|
| 3+2 | 4:20 | 8:40 |
| 5+0 | 5:00 | 10:00 |
| 10+0 | 10:00 | 20:00 |
| 15+10 | 21:40 | 43:20 |
| 90+30 | 1:50:00 | 3:40:00 |
インクリメントで対局するときのコツ
- 時間が少なくなったときは、安全で速い手を重ねると3+2でも2秒ずつ時間を取り戻せます。
- インクリメントはタップしたあとにしか加算されません。ゼロになる前に確定しなかった手には何も入りません。
- 取り消しは直前のタップとそこで加算されたインクリメントも一緒に元へ戻すので、得ていない時間が残ることはありません。