段階式タクシーメーターの仕組み:運賃は一定の段階ごとに上がる
機械式に近いメーターは、1メートルごとに少しずつ加算するのではなく、距離または時間の1段階が完了した時点で一定額を加算します。運賃は、基本運賃に完了した段階の数と1段階あたりの金額を掛けたものを足した額です。
連続式と段階式の違い
連続式のメーターは、正確な距離に1kmあたりの料金を、正確な分数に1分あたりの料金を掛けるため、画面の数字は常にじわじわ増えます。段階式は完了した段階を数えるので、表示はしばらく止まり、段階の金額分だけ一度に上がります。1回の乗車の合計はどちらも近い値になりますが、途中の丸め方が違います。
計算式
- 距離の段階数=完了した距離の段階の数(切り捨て)。0.1kmごとの段階なら、8.47kmは85段階ではなく84段階です。
- 時間の段階数=完了した時間の段階の数(切り捨て)。時間の段階を設定した場合だけ数えます。
- 運賃=基本運賃+(距離の段階数+時間の段階数)×1段階あたりの金額。
- 結果が最低運賃を下回る場合は、最低運賃になります。
1段階あたりの金額は距離と時間で共通の1つだけです。連続式の料金表に合わせたいときは、金額から時間の段階の長さを求めます。1段階0.12で1分あたり0.30なら、0.12÷0.30=0.4分、つまり24秒です。
計算例
料金表:基本運賃3.00、1kmあたり1.20、1分あたり0.30。段階式に直すと、距離の段階0.1km、時間の段階0.4分、1段階あたりの金額0.12(1.20×0.1km、0.30×0.4分)です。乗車は8.53km、時間課金の対象は5分とします。
| 項目 | 連続式 | 段階式 |
|---|---|---|
| 基本運賃 | 3.00 | 3.00 |
| 距離 | 8.53 × 1.20 = 10.24 | 85段階 × 0.12 = 10.20 |
| 時間 | 5 × 0.30 = 1.50 | 12段階 × 0.12 = 1.44 |
| 合計 | 14.74 | 14.64 |
段階式の合計がやや低いのは、最後の未完了の段階がまだ加算されていないからです。8.53kmは85段階と0.03km、5分は12段階と12秒に分かれます。
FareMeterでの設定
- 設定 を開き、料金表 で料金の鉛筆アイコンをタップするか、料金を追加 をタップします。
- 基本運賃 と、使う場合は 最低運賃 を入力します。
- 段階で加算 をオンにします。距離の段階(km)、時間の段階(分)、1段階あたりの金額 が表示されます。
- 距離の段階(km) と 1段階あたりの金額 を入力します。料金表に時間の段階がなければ、時間の段階(分) は空のままにします。
- 保存 をタップし、メーター タブの 開始 で乗車を始めます。
段階の後に加わるもの
深夜や休日などの割増(%)は、最低運賃を適用した後のメーター額に対して計算され、荷物などの追加料金は最後に加算されます。領収書にはそれぞれが別の行で表示されます。
よくある質問
タクシーメーターの1段階とは何ですか。
一定の距離を走るか、一定の時間待つと完了する単位で、そのたびに一定額が加算されます。段階の途中では表示は変わりません。
段階式でも最低運賃は適用されますか。
はい。基本運賃と段階の合計が最低運賃を下回る場合は、最低運賃になります。
段階式の運賃が連続式より低くなるのはなぜですか。
完了した段階だけが加算されるためです。最後の未完了の段階は完了するまで0として扱われ、最大で1段階分低くなります。
距離の段階だけで使えますか。
はい。時間の段階を空にしておけば、運賃は距離だけで上がります。
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