NEC 314.16によるジャンクションボックスの塗りつぶしの計算方法
導体、デバイス、クランプ、接地線を数え、電線サイズごとの容積の割り当て(14AWGは2.00立方インチ、12AWGは2.25立方インチ)を掛けて、ボックスの容積と比較します。#12導体4本、デバイス1個、内部クランプ、接地線がある場合は18.00立方インチが必要です。PipeMasterのジャンクションボックスの塗りつぶし計算機(Pro)がこの数え上げを行います。
ジャンクションボックスの塗りつぶしの計算式
必要な容積=割り当ての数×電線サイズごとの割り当て量です。NEC 314.16(B)は次のように数えます。
- 外部からボックスに入る絶縁導体1本ごとに1。分岐せずに通過する電線も1と数え、ボックス内で終わるピグテールは0と数えます。
- デバイスのヨーク(スイッチやコンセントのストラップ)1個ごとに2。接続される最も太い導体のサイズを基準にします。
- 内部の全ケーブルクランプをまとめて1。
- すべての機器接地線をまとめて1。一部のコード版では、4本を超える接地線1本ごとに4分の1を追加します。
- 照明器具のスタッドやヒッキー1個ごとに1。
| 電線サイズ | 割り当て量 |
|---|---|
| 18AWG | 1.50立方インチ |
| 16AWG | 1.75立方インチ |
| 14AWG | 2.00立方インチ |
| 12AWG | 2.25立方インチ |
| 10AWG | 2.50立方インチ |
| 8AWG | 3.00立方インチ |
| 6AWG | 5.00立方インチ |
PipeMasterでジャンクションボックスの塗りつぶしを計算する方法
- 電気設備(Pro)からジャンクションボックスの塗りつぶしを開きます。
- Conductorsで電線サイズ(AWG)を選びます。
- Current-Carryingにボックスへ入る絶縁導体の本数を、Devices (yokes)にデバイスの数を設定します。
- ボックスに内部クランプや接地線がある場合は内部クランプと機器接地線をオンにします。
- ボックスでボックスの容積(3から100立方インチまで0.5刻み)にボックスに記載されている容積を設定します。
- 必須の値と結果の行を読み取ります。余裕を持って収まる場合と、超えていてより大きなボックスの使用が必要な場合が表示されます。
ジャンクションボックスの塗りつぶしの計算例
| 電線 | 導体数 | デバイス数 | クランプ | 接地線 | 必須 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12AWG | 4 | 1 | あり | あり | 18.00立方インチ | Fits — 0.00 in³ spare |
| 12AWG | 6 | 1 | あり | あり | 22.50立方インチ | Over by 4.50 in³ — use a larger box |
| 14AWG | 4 | 1 | あり | あり | 16.00立方インチ | Fits — 2.00 in³ spare |
| 12AWG | 2 | 1 | なし | あり | 11.25立方インチ | Fits — 6.75 in³ spare |
2行目を手計算すると:(導体6本+デバイス1個×2+クランプ用1+接地線用1)×2.25=10×2.25=22.50立方インチとなり、ボックスの容積を4.50立方インチ超えます。
4x4ボックスには何本の電線が入るか
決まった1つの数字はありません。ボックスの深さ、リングやレイズドカバーの有無、電線のサイズによって変わります。ボックスに刻印されている容積を確認し、リングやレイズドカバーに記載されている容積を加え、合計をボックスの容積に入力します。その上で、結果が「収まる」と表示されるまで本数を調整してください。
簡易的な目安としては、容積を割り当て量で割ります。合計21.0立方インチのボックスとリングであれば、12AWGなら21÷2.25=9.33を切り捨てた9個の割り当てが使えます。
この計算機の限界
- ボックス全体で1つの電線サイズのみを扱います。サイズを混在させる場合は手計算で割り当てを求める必要があります。
- すべての接地線をまとめて1つの割り当てとして数えます。本数にかかわらず同じです。
- 照明器具のスタッドやヒッキーには対応しておらず、デバイスは常に2として数えます。
- ボックスサイズの一覧表はありません。容積は自分で入力します。
- NECのみに対応しており、カナダのCECの規則には対応していません。
よくある質問
4x4ボックスには12ゲージの電線が何本入りますか?
ボックスの容積(リングやレイズドカバーを含む)を2.25立方インチで割り、切り捨てた数が割り当ての総数です。デバイス、クランプ、接地線がその一部を使います。合計21.0立方インチの場合、割り当ては9個で、デバイス1個・クランプ・接地線で4個使うため、残り5個分、つまり#12導体5本の余裕があります。
接地線はジャンクションボックスの塗りつぶしの計算に含めますか?
含めますが、すべての機器接地線をまとめて、最も太い接地線のサイズで1つの割り当てとして数えます。一部のコード版では4本を超える接地線1本ごとに少し加算します。PipeMasterでは機器接地線をオンにするとこの1つの割り当てが加わります。
PipeMasterのジャンクションボックスの塗りつぶしはカナダの規則に対応していますか?
対応していません。NEC 314.16(B)に基づき立方インチで計算します。カナダのCECのジャンクションボックスの塗りつぶしは異なる規則を使うため、CECの現場では使用しないでください。