TTS:iPhone向け読み上げアプリ「Voice Aloud Reader」
iPhoneとiPad向けの読み上げアプリ:PDF、ウェブページ、写真の文字を音声化
TTSはiPhoneやiPadで、iOSにあらかじめ入っている音声を使って文章を読み上げるアプリだ。手入力・貼り付けした文章、文字が含まれるPDF、ウェブ記事、印刷ページの写真に対応していて、画面を見続けるより耳で聞きたい人向け。勉強のノートを繰り返し聞く学生から、一語ずつハイライトされる方が読みやすい人まで幅広く使える。ただ声の自然さはiOS標準音声の出来にそのまま左右されるので、そこはアプリの手柄ではない。
何ができるアプリ?
文章をアプリに取り込む
テキストを入力または貼り付けて読み上げます…のボックスに直接入力・貼り付けるほか、別の方法で読み込めます。ファイルはテキストレイヤー付きのPDF、TXT、RTFファイルを読み込みます。URLはウェブページをダウンロードして読める部分の文章を取り出します。スキャンはカメラまたは写真で撮った1枚の写真から印刷された文字を認識します。
好きな聞き方で
音声メニューで端末に入っている好きな音声を選び、速度を0.50xから2.00xの間、音の高さを0.10xから2.00xの間で設定します。読み上げをタップし、読んでいる最中は一時停止・再開・停止を使えます。スキャンの横にあるトレイ矢印…ではなく蛍光ペンのアイコンをオンにすると単語ハイライトが有効になり、今読んでいる単語が色付きの背景で太字表示されます。
音声として残す
停止の横にある、トレイに矢印のアイコンをタップすると、読んだ内容をM4A(AAC、128kbps)ファイルとして保存し、共有ボタン付きのプレーヤーが開きます。一括を使うと、短い文章のリストをまとめて1本ずつのM4Aファイルに変換できます。
勉強、翻訳、台本の読み分け
- 学習はノートを空行で区切り、各セクションを開始から終了まで少しずつ速くしながら繰り返し読みます。
- 翻訳(iOS 18以降)は文章を12言語のいずれかに変換し、翻訳を読むでそれを読み上げます。
- ポッドキャストは
名前: セリフという形式で書かれた台本を読み、名前ごとに自動で違う音声を割り当てます。 - 履歴は端末内に直近500件の読み上げを保存し、いつでも読み直せます。
はじめての使い方
- アプリを開いてボックスに文章を貼り付ける、またはファイル・URL・スキャンで文章を取り込みます。
- 音声メニューを開き、文章の言語に合った音声を選びます。
- 好みで速度と音の高さを調整します。どちらもアプリを開くたびに1.00xに戻ります。
- 読み上げをタップします。同じ単語から続けたいときは一時停止と再開を、読み上げを終えるときは停止を使います。
- 読んだ内容を残すには、トレイに矢印のアイコンをタップし、オーディオをエクスポートしています…の表示が終わるのを待ってから、プレーヤーの共有ボタンでファイルを渡します。
無料でできることとPROが追加すること
TTSはダウンロードも無料で、機能もすべて無料版で使えます。[プレミアム]や[HD]と表示された音声を含む端末上の全音声、ファイル・ウェブ・写真からの取り込み、ハイライト、学習、一括、ポッドキャスト、翻訳、履歴もそうです。無料ユーザーは読み上げと音声保存を合わせて1日1,000文字まで使え、リワード広告を最後まで見るごとに500文字が追加されます。カウントはUTC0時にリセットされます。
無料版には広告が表示されます。メイン画面のカード広告、いくつかの読み上げ・取り込みの後に出る全画面広告、アプリに戻ったときの広告です。有料のPRO(週額・月額・年額または一括購入)は1日の上限とすべての広告を取り除きますが、それ以外は何も変わりません。
プライバシー、オフライン利用、権限について
音声合成は端末上で行われるため、音声のインストールが済んでいれば読み上げと音声保存はオフラインでも動きます。URL、翻訳(言語データの初回ダウンロード時)、広告、購入には接続が必要です。アカウント登録やサインインはありません。
カメラへのアクセスはスキャンからカメラをタップしたときだけ求められます。写真はシステムのピッカーを使うため、アプリには選んだ1枚だけが渡ります。初回起動後に出るトラッキングの確認は広告のためのもので、拒否してもすべての機能は使え、広告が非パーソナライズになるだけです。履歴は端末内に残るだけで、他の場所と同期されません。
導入前に知っておきたい制限
- 画面をつけたままアプリを開いておく必要があります。バックグラウンド再生には対応していないため、画面をロックしたり他のアプリに切り替えると読み上げが止まります。
- 音声はApple純正のiOSの音声のみで、AIやクラウド、Siriの音声は使えません。
- 画像だけのスキャンPDF、通常のEPUB書籍、Wordファイルからは文字が読み込めません。
- 保存した音声は保存直後の共有ボタンからのみアクセスでき、後から取り出す書き出しライブラリはありません。
- 対応はiOS 17.6以降のiPhoneとiPadです。Apple Watch、Mac、CarPlay版はありません。Android版はGoogle Playに別アプリとしてあり、機能は異なる場合があります。
これは読み上げツールであり、医療機器や療育・認定支援機器ではありません。