雲底高度と凍結高度はどう計算する?
気温と露点の差(℃)に400 ftを掛けると地上からの雲底高度、地表気温2℃につき1,000 ftを飛行場標高に足すと凍結高度になります。気温25℃、露点15℃、標高1,000 ftの飛行場なら雲底は海抜5,000 ft、凍結高度は13,500 ftです。E6B Calcの無料雲底と凍結レベル画面は3つの数値からその両方を出します。
なぜ1℃で400 ftなのか
上昇する空気塊は1,000 ftごとに約3℃冷えますが、露点は約0.5℃しか下がりません。差は1,000 ftで約2.5℃縮まるので、1℃の差ごとに400 ft上昇すると雲ができる計算です。これが積雲の底の高さで、前線に伴う層状の雲には当てはまりません。
凍結高度は単純な気温減率の計算で、地表気温を2で割った数が、飛行場から上の高さ(千ft)になります。
アプリでの計算手順
- E6Bで天気の下にある雲底と凍結レベルを開きます。
- 観測値の温度と露点を入力します。
- フィールド標高をftで入力します。
- クラウドベースAGL、クラウドベースMSL、凍結レベル、スプレッドを読みます。
方法の行には「400 ft per °C of spread」と出るので、どの式を使ったか確認できます。結果は100 ft単位に丸められ、単位は温度の設定に従います。77°F、露点59°Fでも4,000 ftと13,500 ftで同じ値になり、スプレッドは18.0°Fと表示されます。
| 気温 / 露点 | 飛行場標高 | 差 | 雲底 AGL | 雲底 MSL | 凍結高度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 25 / 15 °C | 1,000 ft | 10.0 °C | 4,000 ft | 5,000 ft | 13,500 ft |
| 31 / 12 °C | 5,000 ft | 19.0 °C | 7,600 ft | 12,600 ft | 20,500 ft |
| 14 / 12 °C | 500 ft | 2.0 °C | 800 ft | 1,300 ft | 7,500 ft |
| 8 / 3 °C | 0 ft | 5.0 °C | 2,000 ft | 2,000 ft | 4,000 ft |
3行目ではスプレッドが小さいという警告が出ます。差が3℃以下なら霧や低い層雲の可能性が高く、飛行場上空800 ftは式がどうであれ低い雲の日です。
数字が当てにならない場面
どちらの値も地表の1回の観測から出しています。逆転層や前線があれば凍結高度はまったく別の場所になりますし、気温31℃の午後に20,500 ftと出るのはモデルの答えであって予報ではありません。ブリーフィングの値の妥当性チェックにだけ使ってください。
METARの露点は整数なので、1℃の丸め誤差で雲底が400 ftずれます。地表が0℃を下回ると、同じ式は飛行場より低い高度を返します(標高1,000 ftで−4℃なら−1,000 ft)。その場合は地表で凍結と読んでください。
一番気になったのは、400 ftと1,000 ftあたり2℃が固定で変えられないことです。冷たい飽和空気の減率は1.5℃に近いのですが、設定する欄がありません。
画面は無料で、接続なしで動きます。デコーダにMETARを貼ってこのレポートを使用するをタップすると対流性の雲底も出ますが、デコーダはE6B Proの前に無料で使えるのが3回までです。
よくある質問
気温と露点から雲底高度を計算するには?
地表気温から凍結高度を求めるには?
この雲底の式はすべての雲に使えますか?
飛行中の着氷が分かりますか?
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