iPhoneの工事日報アプリとして、GeoProofはどこまで使えるか
半分だけです。GeoProofは現場訪問の写真記録(どこで、いつ、どう見えたか)をメモとPDFつきのプロジェクトにまとめますが、天気や作業員・時間の欄、日報用のフォームはないため、提出が義務づけられた工事日報や工事日誌の代わりにはなりません。
日報の項目とアプリを突き合わせる
工事日報には、たいてい日付、天気、入場者、作業内容、遅れ、指示事項、来訪者、写真が並びます。この一覧をアプリの機能と1行ずつ照らし合わせてみたところ、実際に揃っているのは写真まわりだけでした。
| 項目 | GeoProofでは? |
|---|---|
| 写真ごとの日付と時刻 | あり。写真にスタンプされ、記録にも残る |
| 写真を撮った場所 | あり。座標、住所(通信が必要)、精度、方位 |
| キャプションと問題箇所の書き込み | あり。キャプションと注釈を付ける |
| 自由記入メモと音声メモ | あり。プロジェクト内のメモ |
| 発注者、工事番号、現場代理人 | あり。属性(項目と値のペア) |
| 天気 | なし。テンプレートの編集画面に天気の項目はあるが、何も印刷されない |
| 作業員数、作業時間、機材 | 決まった欄はなし。メモに自分で書くことはできる |
| 現場責任者の署名 | PDFの最終ページに署名者名と日付が1つ入る |
現場の1日の流れ
- プロジェクトタブで+をタップし、新しいプロジェクトで現場を作ります。種類は建設にすると、カメラが建設テンプレート(プロジェクト名、日時、座標、住所、高度、精度がオレンジの帯に入る)になります。
- 工事番号と発注者を属性に入れます。PDFのタイトルの下に印刷されます。
- カメラタブで撮影します。GPSの表示が±15 m以内になってからシャッターを押してください。
- プロジェクトに戻り、起きたことをメモに書きます。手が汚れているときは、マイクのボタンで音声メモを録音できます。
- 週の終わりにレポートのエクスポートを開き、4 — グリッドを選び、署名者:(任意)に名前を入れてPDFレポートを作成します。
メモはアプリの中に残るだけで、PDFには印刷されません。印刷されるのは写真のキャプションだけです。大事な一文はキャプションに入れておくとよいでしょう。
写真の枚数を数える
無料版はカメラでの撮影が月20枚、プロジェクトは1つまでです。1回の訪問で6枚撮るなら、3回分(18枚)で残りは2枚。この18枚は、1ページ4枚なら5ページ、2枚なら9ページ、1枚なら18ページになり、最後のページに署名欄も入ります。
ライブラリから取り込んだ写真は20枚に数えないので、職人さんが自分のスマホで撮った写真は枠を使わずに追加できます。ただし精度、方位、住所は付きません。
足りないもの
日報ページ用のテンプレート、カレンダー表示、日付での検索はありません。検索の対象はキャプション、プロジェクト名、住所、タグ、座標の文字列です。プロジェクトは作成後に名前を変えられず、現行版では写真もプロジェクトも削除できないので、名前は慎重に。住所に連番を付けるといった方法が使いやすいでしょう。
写真のスタンプは書き出したコピーとPDFに焼き込まれ、アプリ内の原本はきれいなままです。無料版の書き出しには小さなGeoProofのマークが入り、PDFのフッターにも「Made with GeoProof」と出ます。Proではこの2つが消え、会社名とロゴを入れられ、複数の現場を扱え、Excel、CSV、GPX、KMLでも書き出せます。